立花運輸有限会社様 ❘ 愛知県 運送業
愛知県名古屋市に本社を構え、食品輸送を手掛ける立花運輸。冷蔵・冷凍トラックを約30台所有し、東海・北陸・関西などを中心に、コンビニやスーパーへの配達を担っている。もともとドライバーとして縁のあった先代の社長から厚い信頼を得て、2022年9月より石橋氏が会社を引き継ぐ。しかし、経営状態は厳しく、資金繰りに苦労。明日への道が見えない暗い経営の中で、PMG Logistics・都竹と出会い、徐々に本来のバイタリティを取り戻し、経営改善へと挑んでいく。
グループ会社であるPMGで経営者をサポートする仕事の重要性を実感。営業成績を積み上げ、PMG Logisticsの立ち上げメンバーとして抜擢された。大のおばあちゃん子。最近感動したことは「いつも見ているからね」と家族から応援メッセージをもらったこと。
関西でトラック運転手を経験後、富山に移住し飲食店を経営。店舗を増やし、経営も安定していたため、家族に店をまかせ、再び運転手に。その後、立花運輸の先代社長から会社を引き継いだ。「積極的な奥さんと真逆で保守的タイプ」と話すが、向上心をもって着実に会社の改革に取り組む。
お二人が最初にお会いした頃のことは覚えていらっしゃいますか?
立花運輸を先代の社長から引き継いで間もない頃でしたね。経営状態が芳しくなく、下ばかり向いていた時期でした。コンサル会社やM&Aの会社からの営業も多くて、とりあえず話を聞いてみても、同じような提案ばかり。うちの会社のことを何も知らずに営業にきたんだな、ということも多く何社も追い返していました。ただ、日々お金の工面に苦労していたので、経営改善の糸口があるのなら、とPMGさんからの営業もひとまず聞いてみることにしたんですよね。
僕が最初に社長に会った印象は「怖そう!!」でした(笑)。でも、社員にも生活があるのだから給与を簡単に下げるわけにはいかない、とおっしゃるなど、話すうちに社員のことを家族のように大切に想われているのを感じたんですよね。根はあたたかい人なんだな、社長にとって良き相談相手になりたいなと強く思いました。
経営者としては甘い考えかもしれませんが、一緒に働く目の前の社員の生活を脅かすことはしたくなかったですね。経営改善に向けて自分でやれることはやった、これ以上どうしたらいいのか…。そんな不安の中で、強引な売り込みではなく、都竹くんの「ほっこりした営業」には他と違うものを感じました。すぐに営業してくるわけではなく、たくさんの雑談の中で人となりを知れて、フィーリングが合ったのは大きいです。本人が高い向上心を持っていて、自分自身も厳しい経営の中ではあるものの、「会社を成長させたい」という目標があったので、一緒にがんばろう、という前向きな気持ちになれましたね。
面談では、弊社が力になれることは何か考えるため、お悩みをお聞きすることから始まりました。弊社はPMGグループ全体で、様々な経営改善のための施策を打つことができます。単純にPMG Logisticsの車両リースバックを提案すればいいというわけではなく、グループ全体のサービスの中で、お客様に最適な提案をしてこそ、真にお客様のためになる。まずは、お客様の会社の経営状況を見極めることが欠かせません。
都竹くんの人柄にはひかれましたが、やはり「経営改善のために、実際に何ができるのか」が重要。慎重に話を聞きましたね。実はもともと「リースバックって倒産寸前の会社がやることでは…」というイメージがあって、悪い印象しかなかったんですよ。最初からリースバックの営業だったら、多分今のお付き合いはなかったと思います。経営課題を一つひとつ見つけて、それに対する提案をしてくれる中で、リースバックに対する不安にも向き合ってくれ、経営改善の一手だと前向きに捉えられるようになりました。
PMG Logisticsとの出会いから、会社はどのように変わっていったのでしょうか。
経営課題について幅広いアドバイスをもらい、決算前に「車両リースバックをやろう」と決断したことで、大きく変化していったと思います。資金に余裕が生まれ、保険や給与の見直しに着手できるようになりました。これまで、「タイヤはあのメーカー」「保険はずっとあの保険会社」と見直ししてこなかった経費がたくさんあったのですが、都竹くんにアドバイスされ、経費削減の協力会社をいくつか紹介してもらったんです。保険の見直しだけでも1年で100万円以上軽減されましたね。
物流業界全体、昔から続いている経営方針を変えていない会社は非常に多い。だからこそ、社長にやる気があるのかが重要なんです。本気で会社を変えよう、会社を成長させたい。そういう想いを持っている社長が、新たな一歩を踏み出せる。石橋社長は、抜本的に会社を変えていこう、という気持ちがあったからこそ、経営改善に向かうことができたのだと思います。
やはり金銭的な余裕ができたことが様々な経営改善に前向きになれた要因だと思います。PMG Logisticsの車両リースバックの導入によって、安心して先々を見通すことができ、会社を立て直すきっかけになりました。
PMG Logisticsの強みはどこに感じられていますか。
PMG Logistics はもちろん、PMGグループ全体で良い人財が育ち、企業として大きくなっていることが魅力ですよね。都竹くんをはじめ、向上心に溢れた人財がいることが、企業の成長に欠かせないのだと改めて思います。
ありがとうございます。物流業界特化型の財務改善を手掛ける弊社PMG Logisticsは、急な資金ショートに有効なファクタリングを提供する「PMG」、財務から人財まで様々な経営課題を解決する総合経営コンサルティング「PMG Partners」と連携し、財務改善にとどまらず、抜本的な経営改善をサポートしています。グループ全体で切磋琢磨することが私たちの価値であり、それがお客様に伝わっているのはうれしく思いますね。
さらに横のつながりがたくさんあり、経費削減の協力会社を紹介してくれるなど、様々な経営課題を一緒に解決してもらえる心強さがありましたね。確かなアドバイスのもと、経営改善に一つひとつ取り組んでいくうちに、少しずつ信頼を築いていったなと感じています。一緒に食事にいったのも信頼を深めたなと思っているよ!
あのときは自分に部下ができて、よりよい先輩となるにはどうしたらいいか、相談にものってもらいましたね(笑)。こうやってお客様と本当の信頼を育んでいけることは、仕事のやりがいになっています。
物流業界の今後について、どのようにお考えですか。
「時代の流れに乗る」これが大事かなと思います。先程も話に出ましたが、タイヤやETC、保険などの経費をそのままにするなど、今まで通りの経営を続けていては、厳しくなる一方です。加えて2024年問題が重くのしかかってくるでしょう。
そうですね。物流業界は積極的に変化を起こす会社はまだまだ少なく、時代に取り残されがちなところがあります。黒字倒産が多いのもこのためです。だからこそ、生き残る企業になるには「情報」が欠かせません。私たちPMG Logisticsは、ただサービスを提供するのではなく、物流特化だからこそ鮮度の高い情報をいち早く提供し、的確にお客様をサポートしたいと考えています。
自社だけで知り得る情報は限られていますから、業界を深く知りながら、広い視野を持つアドバイザー、コンサルティングの存在は、今後の物流会社にとって欠かせないと思います。働き方改革関連法によりドライバーの労働時間に上限が課されたことで生じた「2024年問題」は、今後さらなる人手不足や売上減少を起こしかねません。PMG Logisticsさんにもどんどんアドバイスをいただきたいですね。
立花運輸様の今後のビジョンをお聞かせください!
経営改善に見通しがついた今、今後の目標も前向きに考えられるようになりました。時間をかけてではありますが、PMG Logisticsさんのように人財を育てる環境を整えたいですし、10年計画では社員の給与アップも目指しています。
現代社会において物流はインフラであり、立花運輸さんをはじめ、物流会社は社会になくてはならない存在です。激動の物流業界を生き残るためためのサポートを今後もしていけたらと思っています。石橋社長には、どんなことでもご相談いただきたいですね。
我が社は主に食品を運んでいることもあり、より社会に欠かせない存在だという自負があります。ドライバーにとってより良い環境を整備し、会社の成長を目指していきたいですね。今後もPMG Logisticsさんには全力で支えてもらいたいです!
もちろんおまかせください!さらにノウハウを高め、成長へと導けるような存在になりたいと思います!